純銅加工ソリューション小物部品旋削加工用 | UC1 Y軸ホルダ + 高圧クーラント

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ダイヤコート超硬:UC1による長寿命化
Y軸ホルダ+高圧クーラントによる切屑処理改善

性能

  • 高純度、高硬度なダイヤコーティングと高い密着性能により、長期で安定した切削が可能
  • Y軸方向からのアプローチと高圧クーラント併用による切屑処理改善

適用アプリケーション

純銅(C1100 / C1020)の自動旋盤加工 CNC旋盤加工

ダイヤコート超硬:UC1

ダイヤコート超硬

〔 タフピッチ銅:C1100の加工特性 〕

工具摩耗し易く、溶着による加工面悪化が問題となり低寿命となる為、耐摩耗性/耐溶着性に優れるダイヤコート超硬:UC1を推奨します。
切屑厚みが薄くなる切削条件(低切込み/低送り)にすることで良好な加工面が得られます。

加工事例

バッテリコネクタ
被削材
C1100 φ10-20
切削速度
(m/min)
55 - 110
送り
(mm/rev)
0.03
切込み
(mm)
0.2
クーラント
WET
UC1 DCMT11T302 FNAM3

1000個 / コーナー

他社PVD超硬 DCGT11T302 モールドブレーカ

50個 / コーナー

電極部品
被削材
C1100 φ12
切削速度
 (m/min)
80
送り
 (mm/rev)
0.05
切込み
(mm)
1.0
クーラント
WET
UC1 DCMT11T301 FNAM3

2000個 / コーナー

他社PVD超硬 DCGT11T301 モールドブレーカ

100個 / コーナー

加工面比較

[ 切削条件 ]
被削材:C1100 vc=80m/min ap=1.0mm WET
[ 使用工具 ]
DCMT11T302FNAM3 UC1
加工面比較

切屑が厚くなる切削条件(高切込みや高送り)であると、 切屑詰まりにより加工面が悪化します。

加工条件

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材質 被削材 加工方法 工程 切削速度 (m/min) 送り (mm/rev) 切込み (mm) WET
UC1 タフピッチ銅 C1100 旋削 粗 仕上 50 - 150 0.02 - 0.05 0.2 - 2.0

上記条件であれば、AM3ブレーカで切屑分断や制御が可能です。 更に、高切込み、高送りで加工されたい場合は切屑詰まりを抑制する必要がある為、CL/ZPブレーカを選定ください。

〔 無酸素銅:C1020の加工特性 〕

チップブレーカだけでは安定した切屑生成が困難である為、Y軸ホルダ + 高圧クーラントで切屑を制御することを推奨します。

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切屑トラブル 切屑絡み 切屑制御 切屑処理範囲

加工条件

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材質 被削材 加工方法 工程 切削速度 (m/min) 送り (mm/rev) 切込み (mm) WET
UC1 TM4 無酸素銅 C1020 旋削 粗 仕上 50 - 150 0.02 - 0.20 0.5 - 3.0

良好な切屑を得られるまで、上記内容を参考に切削条件やブレーカ形状を選定ください。
PVD超硬 : TM4よりも寿命を伸ばしたい場合はダイヤコート超硬 : UC1をご使用ください。

〔 内径加工 〕

切屑を手前に排出するFG/F1ブレーカと内部給油で切屑トラブルを改善できます。

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FG/F1ブレーカ 切屑処理範囲

加工条件

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材質 被削材 加工方法 工程 切削速度 (m/min) 送り (mm/rev) 切込み (mm) WET
UC1 TM4 C1100 C1020 旋削 仕上 50 - 150 0.02 - 0.05 0.1 - 0.5

PVD超硬 : TM4よりも寿命を伸ばしたい場合はダイヤコート超硬 : UC1をご使用ください。

ISO インサート ラインナップ

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形状 品番コード 品名 コーナR 材質 寸法(mm)
UC1 TM4 内接円 厚さ
AM3 2コーナ仕様 5970728 DCMT 11T301FN AM3 0.1 9.525 3.97
5970736 11T302FN AM3 0.2
5970744 11T304FN AM3 0.4
F1 3コーナ仕様 5970702 TPMH 110302FR F1 0.2 6.35 3.18
5970710 110304FR F1 0.4
ZP 6コーナ仕様 5970686 TNMG 160402FN ZP 0.2 9.525 4.76
5967351 160404FN ZP 0.4
5970694 160408FN ZP 0.8
ZP 4コーナ仕様 5970660 CNMG 120404FN ZP 0.4 12.7 4.76
5970678 120408FN ZP 0.8
AM3 5694633 DCGT 11T301MFN AM3 0.1 9.525 3.97
5694641 11T302MFN AM3 0.2
5693783 11T304MFN AM3 0.4
CL※2 5757091 DCGT 11T301M CL 0.1 9.525 3.97
5758040 11T302M CL 0.2
5765730 11T304M CL 0.4
FG 右勝手を示す 5790100 TPGH 090202R FG 0.2 5.56 2.38
5790092 090204R FG 0.4
5790142 110302R FG 0.2 6.35 3.18
5790134 110304R FG 0.4
ZP 5731146 TNGG 160402FN ZP 0.2 9.525 4.76
5731211 160404FN ZP 0.4

* R記号(01M,02M,04M,08M)については被削部品のR指示がR0.1,R0.2,R0.4,R0.8以下の加工にご使用できます。
※ F1・FGブレーカは切屑手前排出型のため右勝手のボーリングバーに右勝手のチップをご使用ください。
※2 CLブレーカは、製品仕様上、上記寸法と若干異なりますが、加工には問題ございません。