圧延ロール加工用
セラミック、CBN工具
圧延ロール加工用工具| セラミック、CBNチップ

超硬工具よりも高速加工・長寿命加工・良好な面粗さを実現

セラミック工具の特性を活かし、高能率なロール加工が可能

ロール材質、加工用途に合わせた各種セラミック材質、CBN材質をラインナップ
ロール加工に最適なチップ刃先処理を設定し、安定加工をサポート

特長

セラミック工具のメリット

  • 超硬工具よりも硬度が高く、高速切削が可能
  • 金属成分を含まないため、耐熱性が高く、加工熱による工具損傷を抑制
  • ワークとの親和性が低いため、面粗さ向上

適用アプリケーション

圧延ロール材 旋削加工

工具材種の特長

工具材種の選定

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ロール材質 加工用途 工具材質 切削速度(m/min) 送り(mm/rev) 切込み(mm) DRY WET
ハイスロール 粗~中仕上げ ウィスカセラミック WA1/WA5 ~ 40 0.3 - 0.5 ※チップ直径の 5 - 15% (目安) -
仕上げ CBN B22/B36
高硬度
スチールロール
中仕上げ~仕上げ アルミナセラミック HC2/HC7 80 - 200 0.5 - 0.8 -
仕上げ CBN B22/B36
鋳鉄ロール
チルド鋳鉄
中仕上げ~仕上げ アルミナセラミック HC2/HC7 40 - 80 0.3 - 0.5 -
仕上げ CBN B22/B36
鋳鉄ロール
ダクタイル
グレン
アダマイト
特殊鋳鉄
粗~中仕上げ 窒化珪素系セラミック SX9 40 - 120 0.5 - 0.8 -
仕上げ CBN B22/B36
超硬ロール 粗~中仕上げ ウィスカセラミック WA1/WA5 ~ 40 0.3 - 0.5 -
仕上げ CBN B22/B36

セラミックチップ活用ポイント
①チップ形状の違い

チップのコーナRが大きい程、チップの刃先の強度は高くなり、寿命も長くなります。
但し、コーナRが大きくなると、切削抵抗も高くなる事にはご注意ください。

セラミックチップ活用ポイント
②刃先処理の違い

刃先処理を大きくすることで、チップ欠損が抑制できます。
粗加工時の加工安定性が向上します。

セラミックチップ活用ポイント
③オーバーハング量の最小化

オーバーハング量を最小化けすることで、ビビリやチップの欠損を抑制できます。
加工安定性が向上します。

特殊品にも対応

オリジナル形状チップ、ホルダ等特殊品にも対応します。

加工事例

フォーミングロール
被削材:
SKD11 (Hs 70-75)
切削速度:
100 m/min
送り:
0.25 mm/rev
切込み:
0.3 mm
切削油:
DRY
HC7

2ヶ/コーナ

他社黒セラミック

1ヶ/コーナ

HC7は他社黒セラミックに対して2倍の寿命を実現した。

ベンディングロール
被削材:
S45C 高周波焼き入れ (Hs 80-)
切削速度:
60 m/min
送り:
0.5 mm/rev
切込み :
0.3 mm
切削油:
DRY
WA1

2ヶ(6,000L)/コーナ

他社黒セラミック

1ヶ(3,000L)/コーナ

WA1は他社黒セラミックに対して2倍の寿命を実現した。
他社黒セラ品以外、今まで試したことなかったが、体感で現行品との違いを実感した。 

ラインナップ

カタログを見る

ラインナップは製品カタログにてご確認ください