耐熱合金スケール加工用 ｜ サイアロン系セラミック
耐熱合金全般
旋削加工 / 溝入れ加工 スケール加工向け
窒化珪素(Si3N4)にアルミニウム(Al)、酸素(O)が溶け込んだものです。構成元素の頭文字を取り、サイアロン(SiAlON)と呼びます。
サイアロンも窒化珪素と同様に粒子が針状になっています。針状粒子が絡み合うことで切削加工時の衝撃に耐えることができます。また、添加したアルミナ成分の効果で窒化珪素よりも耐熱性が向上し、高温特性に優れます。 その性質を活かし、耐熱合金の高速加工で使われます。
| 材質 | 被削材 | 加工方法 | 工程 | 切削速度(m/min) 切削速度(SFM) | 送り(mm/rev) 送り(IPR) | 切込み(mm) 切込み(inch) | 切削油 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SX5 | 耐熱合金 | 旋削 | スケール加工 | 180 – 240 550 – 950 | 0.2 – 0.35 .008 – .014 | 1.0 – 5.0 .040 – .200 | WET |
| 溝入れ | 0.07 – 0.17 .003 – .007 | – |
| リング（スケール加工） | |
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| SX5 |
1パス
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| 現行工具（他社ウィスカ） |
1パス
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SX5は強度に優れるため、高送り加工が可能だった。
他社ウィスカ工具に対して、2.5倍の高能率加工を実現した。
| 航空機部品（スケール加工） | |
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| SX5 |
1パス
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| 現行工具（他社サイアロンセラミック） |
1パス チッピング
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SX5は他社サイアロンセラミックに対して、チッピング無く安定した加工が可能だった。