Y軸ホルダシリーズ外径・後挽き・溝入れ・多機能(バルブスプール部品向け)加工用
CNC自動旋盤向け(くし刃刃物台タイプ)

切屑を自然に落下させ切屑トラブルを解消

切屑トラブル解決の最終手段

くし刃刃物台CNC自動旋盤の工具交換制御軸(Y軸)を切込みに利用
切屑を自然に落下させることで切屑を絡ませない

紹介動画

性能

  • 切屑を下に落下させることで切屑絡みを防止
  • 内部給油タイプホルダを活用することで、工具摩耗も抑制しワーク寸法安定性向上

適用アプリケーション

外径 / 後挽き / 溝入れ加工用
純銅加工 / 樹脂加工

加工イメージ

通常の加工

  • プログラム例
    ①T300 …ツール呼び出し
    ②G0 X11.0 Z0 T3 …バイト位置決め
    ③G1 X8.0 F0.08 …8.0㎜まで切込み
    ④Z5.0 F0.05 …長さ5.0㎜まで切削
    ⑤X11.
    ⑥G0 X11.0

一般的な外径挽き加工では、ツールを呼び出して位置決めを行い、切削加工に入ります。 径方向の切込みは「X軸」です。

Y軸ホルダでの加工

  • プログラム例
    ①T300 …ツール呼び出し
    ②G0 Y11.0 T3
    ③X0 …バイト位置決め
    ④G1 Y8.0 F0.08 …8.0㎜まで切込み
    ⑤Z5.0 F0.05 …長さ5.0㎜まで切削
    ⑥Y11.0
    ⑦G0 X11.0

Y軸ホルダを使用した場合、ツール呼出しは①の位置になります。
切削加工をさせるため、位置決めを上図 ③の位置へ行います。
この位置から切削加工に入ります。径方向の切込みは「Y軸」です
注) 実際のプログラムにおいては、ツール データ又はプログラム上で、 シャンク□分のY補正を行う必要が有 ります。

使用上の注意点 

ご使用は2本までとし、干渉を防ぐため 2本並べて装着しないでください。

2本並べて使用しますとワークとY軸ホルダが干渉する恐れが有ります

通常ホルダを挟んで装着ください。

ツール交換時はY軸ホルダの突出し量を基準として後退位置を設定してください。

ツールNo②から④へ交換する場合

③のY軸ホルダの刃先を基準に刃物台を逃す。

加工可能外径寸法表

表を横にスクロール →

・溝入れ加工用ホルダ「Y-GTTR型」を例として加工可能外径寸法を示す。(他のホルダも同一寸法)

ラインナップ

カタログを見る

ラインナップは製品カタログにてご確認ください