NTK切削工具

NTK533/WA1

耐熱合金 白皮 粗~中仕上げ加工用 | ウィスカセラミック

超硬工具では不可能な高速加工を実現

超硬工具では不可能な高速加工を実現

SiCウィスカにより高レベルの耐摩耗性、強度、耐フレーキング性、耐熱衝撃性を獲得
性能
  • SiCウィスカの添加により耐欠損性を強化したセラミック材質
  • 耐摩耗性と耐欠損性を両立し、耐熱合金の高速加工が可能
適用アプリケーション

耐熱合金 白皮 粗~中仕上げ加工
旋削加工 / 溝入れ加工 / フライス加工

材質別特性
どうしてサイアロン系セラミックが耐熱合金の高速加工に使われるのか?

窒化珪素(Si3N4)にアルミニウム(Al)、酸素(O)が溶け込んだものです。構成元素の頭文字を取り、サイアロン(SiAlON)と呼びます。
サイアロンも窒化珪素と同様に粒子が針状になっています。針状粒子が絡み合うことで切削加工時の衝撃に耐えることができます。また、添加したアルミナ成分の効果で窒化珪素よりも耐熱性が向上し、高温特性に優れます。 その性質を活かし、耐熱合金の高速加工で使われます。

ウィスカセラミック組織写真

アルミナに炭化ケイ素(SiC)を添加することで、強度が大幅に向上。
切削加工時の衝撃によるヒビ割れ(クラック)の進行を抑制し、欠けを防止。

インコネル718ならい加工

[ 切削条件 ]
被削材:インコネル718(粗加工後)
加工時間:5.0分 vc = 240m/min  F = 0.15mm/rev   ap = 1.0mm, 800 SFM .006 IPR  .039 DOC WET

[ 使用工具 ]
インサート形状:RPGX120700

- テーブルをスクロールする
材質 被削材 加工方法 工程 切削速度(m/min) 切削速度(SFM) 送り(mm/rev) 送り(IPR / IPT) 切込み(mm) 切込み(inch) 切削油
NTK533/WA1 耐熱合金 旋削 粗加工(白皮) 180 – 300 600 – 1000 0.12 – 0.25 .005 – .010 1.0 – 2.5 .040 – .100 WET
ならい加工 中仕上加工 180 – 330 600 – 1100 0.1 – 0.25 .004 – .010 1.0 – 2.0 .040 – .080
溝入れ 0.05 – 0.10 .002 – .004
フライス 600 – 1000 2000 – 3300 0.07 – 0.12 .003 – .005 1.0 – 2.5 .040 – .100 DRY
ガスタービン ケース加工
被削材:
インコネル718
切削速度:
800 m/min 2700 SFM
送り:
0.10 mm/rev .0039 IPR
切込み :
2 mm .079 inch
切削油:
DRY
533
1パス=2分
他社ウィスカ工具
1パス=60分

533は、他社超硬の16倍の高能率加工を実現。

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