SX3耐熱合金 スケール加工~中仕上加工用 | サイアロン系セラミック

耐熱合金加工用セラミックの第一推奨材質

スケール加工から中仕上加工まですべてをこなす

インサート強度が必要な黒皮除去加工から中仕上加工までカバー
旋削加工、フライス加工において高速かつ安定加工を実現

紹介動画

性能

  • 耐摩耗性と耐欠損性を両立させ、使いやすさにこだわったセラミック材質
  • スケール加工から中仕上げ加工まで幅広い耐熱合金加工に対応
  • 旋削加工だけでなく、フライス加工でも高能率加工を実現

適用アプリケーション

耐熱合金全般
旋削加工 / ならい加工 / フライス加工 スケール加工~中仕上げ加工向け

材質別特性

加工条件

表を横にスクロール →

材質 被削材 加工方法 工程 切削速度(m/min) 送り(mm/rev) 切込み(mm) 切削油
SX3 耐熱合金 旋削 黒皮除去・粗加工 180 - 250 0.10 - 0.22 1.0 - 5.0 WET
粗加工(白皮) 180 - 250 0.15 - 0.30 1.0 - 2.0
ならい加工 中仕上加工   180 - 270  0.12 - 0.25 1.0 - 2.0 
フライス  - 600 - 1,200 0.07 - 0.12 1.0 - 2.5  DRY

どうしてサイアロン系セラミックが耐熱合金の高速加工に使われるのか?

窒化珪素(Si3N4)にアルミニウム(Al)、酸素(O)が溶け込んだものです。構成元素の頭文字を取り、サイアロン(SiAlON)と呼びます。
サイアロンも窒化珪素と同様に粒子が針状になっています。針状粒子が絡み合うことで切削加工時の衝撃に耐えることができます。また、添加したアルミナ成分の効果で窒化珪素よりも耐熱性が向上し、高温特性に優れます。 その性質を活かし、耐熱合金の高速加工で使われます。

[ コラム:みんな知ってる? 切削工具に使われるセラミック「5つ」の材種 → ]

インコネル材 スケール加工

インコネル材 フライス加工

加工事例

Rene130 スケール加工
被削材:
Rene130
形状:
SNGN190724
切削速度:
115 m/min
送り:
0.15 mm/rev
切削油:
WET
SX3

10.0min

スケール加工に於いて、他社サイアロンが欠損に至った加工に対し、SX3は欠損無 く良好な状態であった。
Rene130 中仕上げ加工(白皮)
被削材:
Rene130
形状:
RCGX120700
切削速度:
100 m/min
送り:
0.25 mm/rev
切削油:
WET
SX3

10.0min

他社サイアロンは欠損多発に対し、SX3、及び SX9は良好な刃先損傷であった。

ラインナップ

カタログを見る

ラインナップは製品カタログにてご確認ください