HCCシリーズ

普通鋳鉄・ダクタイル鋳鉄加工用フライス工具｜セラミックインサート

NTK HCCによる鋳鉄の超高速加工

NTKフライスカッタ

普通鋳鉄 / ダクタイル鋳鉄の加工

シリーズ	特⻑	DC	KAPR	APMX
シリーズ	特⻑	mm inch	°	mm inch
JWNXMシリーズ	低抵抗×多コーナ低抵抗仕様のカッタとインサートにより、鋳物ワーク特有のコバ欠けを抑制鋳鉄の黒皮切削加工に最適独自形状の6コーナ仕様により、高いコストパフォーマンスを実現	⌀63 – 160 2.48 – 6.23	88°	-5.5 -.217
		⌀63 – 160 2.48 – 6.23	88°	-5.5 -.217
JFDXシリーズ	低コスト×汎用性非常に経済的な8コーナインサート 45度、75度、88度の角度のフライスカッタで様々な用途に対応ブレーカ付きインサート、ワイパー付きセラミック製インサートで低抵抗、美麗な加工面を実現	⌀63 – 160 2.48 – 6.23	45°,75°,88°	-6 -.240
		⌀63 – 160 2.48 – 6.23	45°,75°,88°	-6 -.240
JXTMシリーズ	高剛性多刃設計・高切り込みが可能 LNXインサート付属の特殊ブレーカにより切削抵抗の抑制可能新たに追加された左利き用カッタ	⌀80 – 125 3.15 – 4.921	88°	-8 -.315
		⌀80 – 125 3.15 – 4.921	88°	-8 -.315
JQシリーズ	肩削り加工×小径カッタ 90度の肩削り加工が可能なカッタ ⌀20小径エンドミルよりラインナップ	⌀20 – 80 .787 – 3.15	90°	-8 -.315
	肩削り加工×小径カッタ 90度の肩削り加工が可能なカッタ ⌀20小径エンドミルよりラインナップ	⌀20 – 80 .787 – 3.15	90°	-8 -.315
JSDWシリーズ	低抵抗 SDCW（15°ポジ）インサートの使用により、加工時の切削抵抗を大幅に削減し、長寿命と高精度の仕上げを実現切削抵抗が低いため、薄い部品のフライス加工に最適	⌀80 – 160 3.15 – 6.23	45°,75°	-6 -.240
		⌀80 – 160 3.15 – 6.23	45°,75°	-6 -.240

SX6セラミック -プレミアム窒化ケイ素

性能

ノッチ摩耗が発生する用途で優れた耐摩耗性
WET加工やフライス加工など、耐熱衝撃性が要求される用途での安定した工具寿命

被削材	加工方法	工程	切削速度(m/min) 切削速度(SFM)	送り(mm/rev) 送り(IPR/IPT)	切込み(mm) 切込み(inch)	DRY	WET
鋳鉄	フライス	粗加工	450 – 1200 1500–4200	0.07 – 0.2 .003–.010	0.5 – 3.5 .020–.140	●	●

SP9 セラミック＋コーティング -低切削抵抗で高速加工を実現

性能

CVDコーティングされた高強度シリコン窒化物ベースのセラミックによる優れた耐摩耗性と耐チッピング性
最小限の刃先処理で低い工具圧力を実現
仕上げにも使用可能

被削材	加工方法	工程	切削速度(m/min) 切削速度(SFM)	送り(mm/rev) 送り(IPR/IPT)	切込み(mm) 切込み(inch)	DRY	WET
普通鋳鉄	フライス	粗加工中仕上加工	350 – 700 1200–2500	0.07 – 0.25 .003–.010	-6.0 –.240	●	○
ダクタイル鋳鉄	フライス	粗加工中仕上加工	400 – 800 2100–3000	0.07 – 0.25 .003–.010	-6.0 –.240	●	○

B30 CBN

性能

高いCBN含有量による優れた耐摩耗性
鋳鉄仕上げ用

B52 CBN

性能

特殊TiCバインダーと最適なCBN含有量による優れた耐摩耗性
ダクタイル鋳鉄の仕上げに最適で、硬化した材料の仕上げには連続カットが可能

CBNワイパーインサート：CBNワイパーインサートは、セラミックインサートと一緒に1本または2本取り付けることができます。
JQ シリーズ – APCW インサート
HVM シリーズ – FDX インサート
HSM シリーズ – SDW インサート

対応アーバ規格表

カッタ品番		取付可能規格
カッタ品番		インロー規格種類	インロー径
JWNXM	⌀63 2.5	FMC	⌀22.0 .087
	⌀80 3.0	FMA	⌀25.4 1
	⌀100 4.0	FMA	⌀31.75 1.25
	⌀125 5.0	FMA	⌀38.1 1.5
	⌀160 6.0	FMA	⌀50.8 2
JFDX	⌀63 2.5	FMC	⌀22.0 .087
	⌀80 3.0	FMA	⌀25.4 1
	⌀100 4.0	FMA	⌀31.75 1.25
	⌀125 5.0	FMA	⌀38.1 1.5
JSDW	⌀63 2.5	FMC	⌀22.0 .087
	⌀80 3.0	FMA	⌀25.4 1
	⌀100 4.0	FMA	⌀31.75 1.25
	⌀125 5.0	FMA	⌀38.1 1.5
JXTM	⌀80 3.0	FMA	⌀25.4 1
	⌀100 4.0	FMA	⌀31.75 1.25
	⌀125 5.0	FMA	⌀38.1 1.5
JQTS	⌀40 1.6		⌀16.0 0.63
	⌀50 2.0	FMC	⌀22.0 .087
	⌀63 2.5	FMC	⌀22.0 .087
JQTE	⌀20 0.8 ※	⌀20 0.8” 把握径スリーブ ※	シャンク径 ⌀20 0.8” ※
	⌀25 1.0 ※	⌀25 1.0” 把握径スリーブ ※	シャンク径 ⌀25 1.0” ※
	⌀32 1.3” ※	⌀32 1.3” 把握径スリーブ ※	シャンク径 ⌀32 1.3” ※
	⌀40 1.6 ※	⌀32 1.3” 把握径スリーブ ※	シャンク径 ⌀32 1.3” ※

※シャンクタイプのボディです

紹介動画

加工事例

ユニット加工
被削材： FC270
切削速度： 800 m/min 2600(SFM) (SX6) 140 m/min 460(SFM) (他社超硬)
送り： 0.06 mm/t .002(IPT) (SX6) 0.20 mm/t .008(IPT) (他社超硬)
送り： 1,400 mm/min 55(IPM) (SX6) 560 mm/min 22(IPM) (他社超硬)
切込み： 1.5 mm .060 inch
切削油： DRY
SX6	360個/コーナ
他社超硬	260個/コーナ

現行の超硬チップと比べて、HCCにて高速加工を行うことで、大幅なサイクルタイムの短縮が実現。（1パス加工　0.40分→0.15分）

また約1.4倍の寿命延長が可能となり、ネガチップ仕様の為、コーナ数が増えたことにより、トータルコストダウンとなる。

トランスミッションケースカバー加工
被削材： FC250
ホルダ： JFDX100-88-10R
インサート： SX6 SNGN120412T02020 SNG433T0820
切削速度： 600 m/min 2000(SFM) (SX6) 120 m/min 400(SFM) (他社超硬)
回転数： 1910 min-1 (SX6) 382 min-1 (他社超硬)
送り： 0.05 mm/t .002(IPT) (SX6) 0.10mm/t .004(IPT) (他社超硬)
切込み： 3 mm .12 inch
切削油： DRY
SX6	1.3分
他社超硬	5.4分

現行の超硬チップと比べて、HCCにて高速加工を行うことで、大幅なサイクルタイム短縮が実現。

トランスミッションケース加工
被削材： FC230
ホルダ： JUNXM125A3810R12
インサート： SX6 WNX44-R12T01020 WNX44-R12T0420
切削速度： 500 m/min 1600 (SFM) (SX6) 500 m/min 1600 (SFM) (他社超硬)
送り： 0.13 mm/t .005 (IPT) (SX6) 0.13 mm/t .005 (IPT) (他社製超硬)
切込み： 1 mm .040 inch
切削油： DRY
SX6	120個/コーナ
他社超硬	60個/コーナ

現行品は、摩耗進行に伴って切削抵抗が大きくなりワークのクランプがズレてしまうため、60台で交換していました。

風破カッタは切削抵抗が低いため摩耗進行によるクランプズレは見られず、現行に対して2倍寿命を達成しました。

所要機械動力早見表

計算方法

※普通鋳鉄を切削速度 800m/min で加工した場合を想定 800m/min 2600 SFM

JFDXシリーズ

JSDWシリーズ

JXTMシリーズ

JFDX ⌀63 2.50” – 6枚歯

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	4	6	7	9
	2 .08	7	11	14	17
	3 .12	11	16	22	26
	4 .16	14	22	29	35

JSDW ⌀63 2.50” – 4枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	3	4	6	7
	2 .08	6	9	12	14
	3 .12	9	13	18	22
	4 .16	12	18	24	29

JFDX ⌀80 3.0” – 8枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	6	9	12	14
	2 .08	12	18	24	29
	3 .12	18	27	35	43
	4 .16	23	36	47	57

JSDW ⌀80 3.0 – 6枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	5	8	11	13
	2 .08	11	16	22	26
	3 .12	16	24	33	39
	4 .16	21	32	43	52

JXTM ⌀80 3.0 – 10枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	5 .20	36	55	76	93
	6 .24	43	66	91	111
	7 .28	50	76	106	130
	8 .31	97	149	208	254

JFDX ⌀100 4.0” -10枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	9	13	18	21
	2 .08	17	27	35	42
	3 .12	26	40	53	64
	4 .16	35	54	70	85

JSDW ⌀100 4.0” – 7枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	7	10	14	17
	2 .08	14	20	27	33
	3 .12	20	31	41	50
	4 .16	27	41	55	66

JXTM ⌀100 4.0” – 13枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	5 .20	61	93	130	159
	6 .24	73	112	156	190
	7 .28	85	131	182	222
	8 .31	97	149	208	254

JFDX ⌀125 5.0” – 12枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	12	19	25	30
	2 .08	24	37	49	59
	3 .12	36	56	73	89
	4 .16	48	74	98	118

JSDW ⌀125 5.0” – 8枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	8	13	17	20
	2 .08	17	25	34	41
	3 .12	25	38	51	61
	4 .16	33	50	68	82

JXTM ⌀125 5.0” – 16枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	5 .20	93	143	198	242
	6 .24	111	171	238	291
	7 .28	130	200	277	339
	8 .31	148	228	317	387

JFDX ⌀160 6.0” – 16枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	21	32	42	50
	2 .08	41	63	83	100
	3 .12	62	95	125	151
	4 .16	82	127	166	201

JSDW ⌀160 6.0” – 10枚刃

		刃当り送り (mm/t) (IPT)
		0.1 .004	0.2 .008	0.3 .012	0.4 .016
切込み (mm) (inch)	1 .04	12	18	24	29
	2 .08	24	36	49	59
	3 .12	36	54	73	88
	4 .16	48	72	97	117

単位：kW

※上記の表はあくまでも目安として表示しておりますので、ご了承の上、ご活用ください。

活用ポイント

普通鋳鉄を切削速度 800m/min 2600 SFM 、切削幅a_e=カッタ径【100%】で加工した場合を想定しております。
切削幅a_eあるいは切込量a_pを50%にすると、所要機械動力は約50%になります。 (正比例関係)
刃数を1/2にすると、所要機械動力は約60%になります。
22kW以上の加工機を推奨します。

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