電磁ステンレス鋼加工
ソリューション
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高い生産性と安定した仕上げ加工面を両立

電磁ステンレス鋼加工にベストなPVDコート材質「ST4」

電磁ステンレス鋼とは?

磁気特性、耐食性に優れたステンレス鋼です。
錆が発生しやすい環境下に強く、電磁バルブをはじめとする各種リレー機構の鉄心用部品に使用されています。
東北特殊鋼株式会社が世界で初めて開発し、鋼種名には「K-M」が付きます。
電磁ステンレス鋼 「K-M38」

SEMI規格※1に準拠した電磁ステンレス鋼 「K-M38」

腐食性ガスの環境においても高い耐食性を示し、半導体製造装置や医療機器用電磁弁等のソレノイドアクチュエータ用途としても注目されています。

電磁ステンレス鋼 「K-M38」

※1 SEMI規格:半導体の製造機器メーカー、フラットディスプレイ(FPD)製造装置メーカー、材料メーカーなどの国際的な業界団体である SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)がFPDを含む半導体産業の国際工業規格の統一を目的に定めた規格。 ※2 JIS G 0577:2014ステンレス鋼の孔食電位測定方法に準拠 ※キリンハガネは東北特殊鋼株式会社の登録商標です

切削距離 2100m加工後の加工比較

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[ 切削条件 ]
被削材:K-M38 切削速度 = 160m/min 送り = 0.05mm/rev 切込み = 1.0mm
  PVD コーティング ST4 他社品
刃先写真 
加工面
面粗度Ra(μm) 0.40 1.10
工具摩耗(mm) 0.14 0.16

ST4」が安定した仕上げ加工面を実現

加工事例

半導体製造装置用部品
被削材:
K-M鋼
切削速度:
110 m/min
送り:
0.03 mm/rev
切込み:
0.3 mm
切削油:
WET
ST4 TNGG160402MFNUL

4,000個 / コーナ

他社品
(ステンレス加工向け超硬コート材質)
1,000個

K-M鋼の外径加工においてST4が他社品の4倍寿命達成。

半導体製造装置用部品
被削材:
K-M鋼
切削速度:
160 m/min
送り:
0.05 mm/rev
切込み:
0.2 mm
切削油:
WET
ST4 DCGT11T302MYL

5,000個 / コーナ

他社品
(ステンレス加工向け超硬コート材質)
1,700個

ST4コートにて摩耗を抑制でき安定した加工が達成できた。
現行他社品に比べ年間インサート使用量を半分以下に抑えることができ、インサートコスト低減に繋がった。

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